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Posted by チェスト at

2011年12月27日

随筆かごしま 終る

地元鹿児島で発行されていた唯一とも言える商業文芸誌である 随筆かごしまが終ると耳にしました。

以前勤めていた会社が毎月購入していた為 昨年までおよそ2年あまり目を通していました。

有名・無名を問わず
様々な文章の名手とされる方々が執筆していました。

エッセーという言葉があります。

エセーというべきで
しょうか。

エッセー 【(英) essay; (フランス) essai】形式にとらわれず,個人的観点から物事を論じた散文。また,意の趣くままに感想・見聞などをまとめた文章。随筆。エッセイ。
ある特定の問題について論じた文。小論。論説。

モンテーニュ『エセー』あるいは『随想録』(Michel de Montaigne "Les Essais")が語源と言われ、もともとは「試み」「試論」といった意味だった。

私は、随筆をエセーと訳すのなら モンテーニュに範を取るのなら おお嫌な言葉ですが 文章に教養がなければならないと思う者です。

教養を含まないのなら ただの雑文に過ぎません。

私は 随筆かごしまの内容の是非について論じるつもりはありません。

何故なら 全ての責任は編集兼発行人に帰すと思うからです。

先日 亡くなった 米国はアップル社の スティーブ・ジョブス氏の功績を礼賛する声を多く耳にします。

革命的な事を成し遂げた風雲児だったそうです。

iPod iPadの類いを作り出し文字通り革命を起こしたのだそうです。

しかし 彼の作り出した電子書籍は文庫本の代わりになり得るものでしょうか?

ペーパーブックの類いの代わりになり得るでしょうか?

言葉とは 文字とは 印刷を発明したとされるグーテンベルクよりずっと以前から 深く広い歴史の重みを持つものです。

私には グーテンベルクの高笑いが聞こえてくるような気がするのです。  続きを読む


Posted by さつまどり at 20:45Comments(4)