2013年05月30日

教祖としての松田聖子

そのうち同じようなことを 僕に類した三文記者が書くでしょうから憚られたのですが あまりに感心したので書くことにしました。

芸能事務所の社長が死んだとかで大勢の芸能人が弔問に訪れる様子がテレビに写し出されていました。

十数年ぶりに世間に身を晒した桜田淳子の佇まいから歩き方までが 何も語らなかったからこそ余計に印象を強くして 某動画サイトで 引退寸前の歌番組をいくつかハシゴしましたが 気のせいか 何か思いつめているように見えたのです。

その後の身の振り方は 皆さんご存知の通りですから あえて述べません。

果たして、ズン子ちゃんは救われたのかなあと思いながら 足早に斎場を去る後ろ姿を眺めていました。

さて芸能人の弔問も終わりにさしかかる頃 大トリで現れたのが松田聖子です。

最後の最後で 1人娘を引き連れて現れるのも流石ですが それからというもの まるで独壇場でした。

多忙を極める中 恩人と今生の別れをすべく 取るものを取らず駆けつけたという演出がかったシチュエーションもですが そんな皮肉を吹き飛ばすくらい堂に入った振舞いだったのです。

棺を前にして涙を流しながら別れの言葉を述べ 親族やマスコミや世間に深々と頭を下げて退席するまで それはもう流れるようでした。

凡そ文句のつけようのない横綱のような風格さえありました。

人は人知を超えた困難にさしかかった時 神の力にすがろうとしますが この人は自らが そのまま教祖なのかもしれません。

僕は松田聖子を非難しているのではありません。

今の芸人の中でも 数少ない金を払ってでも観るに堪えうる貴重な存在だと思っています。

誰かが 葬式はそれだけでもう様々な人間模様だと言ってましたが さもありなんと思う次第でした。



Posted by さつまどり at 07:00│Comments(2)
この記事へのコメント
伊達政宗の大河ドラマに出てた桜田純子さん、
とってもきれいで好きでした(*^o^*)
Posted by みかみ at 2013年05月30日 18:38
仰る通り 引退前は歌手というより女優でしたよね。

僕は金田一に出てたのを思い出します。

綺麗でしたよね。
Posted by さつまどり at 2013年05月30日 20:16
※このブログではブログの持ち主が承認した後、コメントが反映される設定です。
 
<ご注意>
書き込まれた内容は公開され、ブログの持ち主だけが削除できます。

削除
教祖としての松田聖子
    コメント(2)